正しく事業を運用していても色々なトラブルが起きる。こちらのリスク管理能力の問題もあるが、不誠実な企業やずるい人達に巻き込まれ信用を失墜する場合もある。そうならないようスピード感を持ってリスク排除していかなければならない。トラブルが起きる前に対処する能力、またトラブルが起きたとしても早期に対処する姿勢が大事になってきます。

「何かトラブルは起きたほうが良い。明日はどうなるか分からない。明日は何が起きるか分からない。今日は辛くても、明日は幸せが来るかもしれない。今日一日あればいい。今日一日元気で生きられればそれで良い。明日は明日の風が吹く。心配していても解決しない。悩んでいても解決はしない。今日も動けば悩みが来る。それが生きている証拠。正しく生きていてもトラブルは起きる。交通事故で【事故をもらう】という表現がある。事故の嬉しい人はいない。でも事故はこちらで起こさなくても、向こうから来る。そして一度事故が起きたらもう二度と事故が起きないという保証はない。【またやられた】ということがある。それもまた自分の運命。人はそれを乗り越えて偉大になっていく。それを乗り越えてたくましくなっていく。5年前に【やだな】と思っていたことは、今は乗り越えた。何かにもまれないと【たくましさ】には行きつかない」

著 加藤諦三 たくましい人より一部抜粋