「人は自分を受け入れる程度にしか他人を受け入れられない。そこで自分を受け入れてる人が好かれる。だから劣等感の深刻な人は好かれない。相手を拒絶しているのに、相手から好かれる人はいない。長く好かれている人はあまり陰で悪口を言わない。好かれる人は直に相手に不満を言う。影での悪口は自分がいい人になって、相手を攻撃している。そういう人は嫌われたくない。嫌われたくないために直接話すことができない。影で悪口を言っている仲間は、表面は仲がよさそうである。喧嘩はしない。和気あいあいとしている。だがその人達の中の一人がいなくなると、その人の悪口でまた盛り上がる。悪口は憎しみと不信感の表れ。暴走族は劣等感が絆。こういう質の悪い人の中にはまってしまっている人がいる。そういう人は【キレイな水を探せ】と言われても【何がキレイな水だか】わからない。そして質の悪い人の水の中で、心理的に体調を崩す。好かれる人になりたければ、夢を語れ。長く好かれる人は、一緒にいるだけで楽しい人である。その人といると心地よい。それが好かれる人。悪口はストレスの発散になっても、長く続けていると心地よい気持ちではなくなる」
著 加藤諦三 好かれる人より一部抜粋
