自分がある人はシンプル。自分がない人は複雑。自分がある人は、すべてにおいて明確である。仕事で何をしたいのか、将来何がしたいのか。自分がない人は、知人から見ても何がどうなっているのか分からない。仕事がどうなっているのか、将来何をしようとしているのか、【あいつは何がどうなっているのか分からない】という状態である。シンプルであるということは整理できているという事でもある。自分の目的において必要なものと、不要なものをきっちり整理できている。複雑であるということは、整理ができていないということ。なぜなら目的を持っていないので、自分にとって必要なものと不要なものが分からない。従って自分がある人は目的を持っている人。自分がない人は目的がない人。富士山に登るという目的があれば、必要最低限の荷物で目指す。あれもこれも持っていっては登れない。目的があれば欲を整理できる。欲が整理できないと生きることが快適ではない。それは整理された部屋と、散らかり放題散らかっている部屋とでは、どっちが住んでいて快適かというのと同じである。欲を一つ一つ捨てていく。欲があればあるほど、行きつく先は地獄となる。その欲の中で成長し、悟りを開く。