「劣等感の深刻な人は、自分の位置を忘れる。係長なのに課長のような仕事をしたがる。単なる知人なのに親友のような顔をする。自分がどうゆう立場かわからない。男が社内一の美人を恋人に選ぶときは、男として自信がない時。その場で脚光を浴びるということと、人に良いイメージを与えることは違う。劣等感の深刻な人はそれを間違えて【はったり】をする。長く好かれるためには、【はったり】はダメ。無理に偉大な人を演じても、それだけで好かれることはない。尊敬されることもない。劣等感の深刻な人は、脚光を浴びて人を集めようとする。好かれたければ時間をかけて人を集める。今友達が少なくても気にすることはない。脚光を浴びたときに100人いても、人はだんだん散っていく」

著 加藤泰三 好かれる人より一部抜粋