「何かを捨てれば元気になれる。今まではただ出されたものを食べていた。味は分かりません。幸せは数ではない。エネルギーはお金ではない。【美味しかったー】【あーいい匂い】でエネルギーが出る。それが分かれば怖いものがなくなる。それが分からないのは、生きていない。なんでも追いかけまわす。何でも拾ってしまう。明日が信じられない。それは、今日を虚像で生きているから。今日、【本当の自分】で生きていない。今日きちっとものを捨てて生きているか?今日捨てる。今日はこれをする。今の時間はこれに専念する。それが生きること。自分探し症候群の人は、あれもこれも、中途半端。選択ができない。決断ができない。だから毎日が何か面白くない。何かを捨てれば、不安定でなくなる。元気になる。ビー玉を一つ一つ捨てていく。捨てられるビー玉を、捨てれないのは心にエネルギーがないから。一つ一つ選択をしていけば、ノイローゼにならなくて済む。残ったもので、自分が何を求めているかが見えてくる。捨てていくことで、自分が何を求めているかが見えてくる」
著 加藤諦三 本当の自分はどこにいるより一部抜粋